安倍元首相の暗殺事件以降、政治家たちと(いかがわしいとされる)宗教団体の関係が連日話題になっております。
日々、あの宗教団体がいかに「いかがわしい」のかを報道し続け、どの議員(特に自民党の議員)が関係あったのかを吊るし上げる形の報道がされております。
それに対して、政治家側の対応は、その宗教団体と関係のあった(ことがバレた)議員を表舞台から(しばらく)隠す戦略を取ってますね。
まさに「臭いものにはフタをして隠しちゃえ!」戦略です。
しかし最近、このパターンの解決策(ごまかし方)が多いよなぁ。
むしろ問題の本質から遠ざけるこの方法は、社会を余計に悪くするのでは?と思うんです。
例えば、今回の問題について、報道されている内容だけで考えても、問題点を簡単に挙げることができます。
なぜ、宗教団体と政治家が関係を持つのか?
→政治家としては選挙の時に協力してもらうため。宗教団体としては、何らかの利益を得られるため。
なぜ、選挙の時に協力してもらう必要があるのか?
→選挙にはお金と労力が必要だから。
なぜ、選挙にお金と労力が必要なのか?
→特定の議員(特に無能な2世3世議員)に有利に働くようにするため?
なぜ、特定の議員に有利に働くようにしないといけないのか?
→その政治家一家が、議員になることを稼業にしているため。
なぜ、宗教団体が「いかがしいとされる」活動をしても止めることができないのか?
→信仰の自由を守るという大義名分があるため。
→という理由で、政治家は宗教団体から献金をもらっているため。
なぜ、信仰の自由を守らないといけないのか?
→戦前、(明治以降の)神道を唯一信仰みたいにして戦争に突っ走ってしまったため。
→という理由で、政治家は宗教団体から献金をもらうため。
なぜ、そもそも宗教に頼らないといけないのか?
→人間は心が病んでしまう時があり、何かを信仰する行為は止められないから。
なぜ、いかがわしいと発覚した宗教を止めることができないのか?
→止めると弾圧になり、信仰の自由を妨げると批判を受けるから。
→という理由で、政治家は宗教団体から献金をもらうため。
あぁぁぁ、考えるのも、邪魔くさい!臭いものにはフタをしてしまえ!
問題が絡みまくって、我々明日の生活も分からない政治屋にとっては難しい問題だ!
これらの問題は、過去の先輩たちが放置してきた問題だから、ワシらも放っておこう。
ということで、とりあえず、この宗教団体と関係のあった議員をしばらく隠しておこう!
お国のお偉い方、まさか、こんな発想ではないでしょうね?
これでは、問題の本質を捉えてませんし、社会が良くなるような改善がなされていません。
選挙にお金と労力がかかり過ぎるのであれば、そうならない選挙に変えていかないといけませんし、宗教団体がいかがわしい活動で社会不安を起こすのであれば、そうならない対策をしないといけません。
もちろん、時間と費用と勇気が必要かとは思いますが、問題の本質が複数ある場合、一気に片付けることはできません。
そういう問題を、「臭いものにはフタをして隠しちゃえ!」戦略でごまかそうとしたら、将来必ずしっぺ返しが、我々弱者に来るということを心しておきましょう。
生ゴミの処理は、ゴミが出た時に素早く片付けるのが一番楽なのです。
何日も放置していると、どんどん悪臭を放つようになって、余計に片付けるのが大変になるのですから・・・。
今回の珍言爆言
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問題の本質を捉えて改善しないと必ず問題は大きくなって再発する。
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