「火の鳥」シリーズの第12部、時系列的にはちょうどシリーズの中間の話ですが、執筆時期は実質最終話に当たる作品。
7世紀の日本(百済王一族のハリマが土着の信仰を守る話)と、21世紀の未来(宗教団体光とその対抗組織シャドーのエージェント板東スグルの話)を対比して描きながら、宗教と切ない恋愛の話(結ばれないハリマと狗族のマリモ)を絡めた長編となっています。
「わるいのは宗教が権力と結ばれた時だけ」とハリマを諭す火の鳥。
火の鳥の最終話にして、一つの結論が示された感がありました。
しかし、よくこんな壮大なストーリーが思いつくなぁ。
この「太陽編」だけで、「火の鳥」の宗教的なエッセンスが凝縮されている感じがします。
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