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【漫画】「火の鳥 鳳凰編」手塚治虫:著(全1巻)大人読みしました。

火の鳥 鳳凰編、手塚治虫

奈良時代(8世紀)の日本を舞台に、盗賊・我王は、命を助けられた高僧・良弁上人と諸国を巡りながら、仏師に成長する。

 

火の鳥 鳳凰編、手塚治虫

一方、若い頃、我王に利き腕を傷つけられた仏師・茜丸は苦労しながら、奈良・東大寺の大仏建立のプロデューサーにまで出世した。

 

火の鳥 鳳凰編、手塚治虫

そんな時、大仏殿の鬼瓦の製作を、茜丸と我王が競い製作することとなり・・・というストーリー。

 

最初は悪役だった我王が、善人役だった茜丸と性格が入れ替わる。立場はそのままで。

火の鳥 鳳凰編、手塚治虫

この展開は本当にゾクゾクするし、二人とも「生きる」ことに悩み、輪廻の中でもがき苦しむ。

 

火の鳥 鳳凰編、手塚治虫

我王が山から登る太陽を見て「美しい」と呟くシーン。これが生きていることなんだと感動せざる得ない名シーンです。

 

茜丸は夢にまで見た火の鳥に焼かれ、我王は人知れず鎮魂のための仏を掘る。

 

何のために人は生き、何のために死ぬのか?あなたはどの道を歩みたいのか?

 

そんなテーマを突きつけてくる名作です。

 

imakokowoikiru.hatenablog.com

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