手塚治虫のライフワーク「火の鳥」の第4作目(「ヤマト編」の次)で、時系列的には、「復活編」の次で、最後の「未来編」の前に当たる作品。
2577年オリオン座付近に漂う地球行きの宇宙船が破損し、隊員の一人牧村が遺体で発見される。
乗組員たちは個別ボートで脱出するが、後でついてくるボートがあり、猿田とナナは謎の星に不時着し、そこは囚人たちの流刑星だった・・・というストーリー。
前半の宇宙船から脱出する部分は実験的なコマ割りの連続で、後半は牧村隊員の衝撃的な罪と罰を鳥人フレミル星人から告白される展開。
どうしたら、こんなストーリーが思いつくのだろう?
しかも、この「宇宙編」の話が、「望郷編」にも伏線があったりして、頭の中がグルグルしてしまいます。
「永遠の命」というのは、永遠に受け続ける罪と罰という恐ろしいテーマにも繋がる重要な立ち位置の作品です。
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