手塚治虫の「火の鳥」で、平安時代の「平家物語」をベースに創作された乱世編。
平太という木こりと許嫁のおぶう(吹子)の恋愛物語と絡め、永遠の命を求める平清盛と平氏の世から源氏に移る様子をダイナミックに描いています。
「火の鳥」の作品なのに、火の鳥は出ていません。火焔鳥(孔雀)が「火の鳥」と勘違いされて追い求める清盛たち。
敵味方となってしまった平太とおぶう。ここは「ロミオとジュリエット」的な展開。
おぶうの最期は、悲しい。そして、やっと平和な生活を手に入れた平太に待っていたのは、愚かな争い。
本当に”諸行無常”を極上の演出で表現されています。
源義経が極悪人っぽく描かれているのも、面白い解釈だと思いました。
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