「言葉こそ人生」読むだけ元気お届け人の"今ここを生きる心"の裏側

「心の豊かさ、今ここを生きる」の管理人が個人的にお伝えしたいマインドセットやアイテムを紹介するブログです!

お薦め書籍・読書感想

【読書】「プリズム」百田尚樹:著

とある金持ちの家に家庭教師として勤める聡子のまえに、不思議な青年が現れる。 彼はこの家の主人の弟(広志)で複数の人格を持つ解離性同一性障害の男だったが、その人格の一つ卓也という男に惹かれていく聡子。 この恋愛がきっかけで、多重の人格を一つに…

【読書】「コミカライズ魂: 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史」すがやみつる:著

映画やテレビドラマを小説化するのを「ノベライズ」と言いますが、同じく別の媒体の作品を漫画化(漫画で表現する)ことを「コミカライズ」と言います。 石ノ森章太郎先生原作の「仮面ライダー」をコミカライズする仕事をされていたすがやみつる先生の自伝的…

【読書】「あのこは貴族」山内マリコ:著

東京生まれの箱入り娘、華子が20代後半で失恋し、焦って婚活を開始。 お見合いを重ねた末に、ボンボンでハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会い婚約まで順調に進むのだが、その彼が美人OL美紀と一緒にいるのを華子の友人に目撃され・・・というストーリー。…

【読書】「俳句とあそぶ法」江国滋:著

昭和に「俳句ブーム」があったそうな。昭和62年の著書です。 俳句の素人と自称しながらも、先人の句を容赦なく断罪する著者が、俳句のノウハウを指南する内容。 俳句は遊び、遊びだからこそルールが大切。 なので、あくまでも基本に忠実に、恐れずに俳句と向…

【読書】「自由と成長の経済学 「人新世」と「脱成長コミュニズム」の罠」柿埜真吾:著

「経済的な成長を止めると環境破壊が減って良くなる」という「脱成長」論は、間違えてますよ!という内容です。 現在流行している「脱成長コミュニズム」というのは、環境保護や心の豊かさをお題目にして、とっくの昔に破綻した”マルクスの構想”を甦らせよう…

【読書】「早すぎた男 南部陽一郎物語 時代は彼に追いついたか」中嶋彰:著

ノーベル物理学賞を受賞し、「理論物理学の巨人」と呼ばれた南部陽一郎先生の生涯を記した伝記。 彼の本当の凄さが理解されノーベル物理学賞が授けられたのは、「自発的対称性の破れ」が発表されてから50年近く経ってからとのこと。 「世の中」が付いてこれ…

【読書】「ゆかいな浮世絵: 滑稽と諷刺の世界」狩野博幸:監修

日本の近世(明治・江戸)以前の庶民がどんな絵を見て楽しんできたのか? 面白おかしい情景を描いた日本の絵をまとめた内容です。 どんな時代でも、どんな文化の人でも、ずっこけた姿や、屁をした姿って面白かったんだなぁ。 思わず吹いてしまった作品がたく…

【読書】「新版 写真・図解 日本の仏像 この一冊ですべてがわかる!」薬師寺君子:著

日本の仏像のことが、多数の写真とイラストで、体系的に理解できる内容でした。 仏像の成り立ち、制作方法、各パーツの説明など、こういう内容こそ、歴史の時間に習うべきだと思います。 これから仏像を見る時に、さらに奥深く鑑賞出来ると思います。 あと、…

【読書】「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン:著、久山葉子:訳

スマートフォンをはじめとするデジタル機器を使うことによる弊害について書かれた内容。 人間の脳は、長い年月をかけて「闘争か闘争か」を瞬時に判断し行動に移せるように進化して来た。 そういう脳の欲求を満たす機能を持つスマホを使うことによって、簡単…

【読書】「安倍晋三 回顧録」安倍晋三:著、橋本五郎・尾山宏:インタビュー、北村滋:監修

安倍元首相に36時間ものロングインタビューをした内容をまとめたもの。 「なるほど、あの時は、背景にこういうのがあったのか?」という発見と、「役人って、政治家にこんなに非協力的なの?」という驚きの数々でした。 もちろん、安倍さん側の証言だけを鵜…

【読書】「巨大債務危機を理解する」レイ・ダリオ:著・伴百江:訳

世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者であるレイ・ダリオ氏が、過去100年のデータをもとに債務危機・金融危機を分析した内容。 とにかく膨大なデータとサンプルが研究され載っています。 何度も繰り返されてきた債務危機や…

【読書】「世界を支配する人々だけが知っている10の方程式 成功と権力を手にするための数学講座」デイヴィッド・サンプター:著、千葉敏生:訳

この世の中は、10の数式を操る「秘密結社TEN」によって支配されている? 陰謀論ちっくな切り口で、この世の中の仕組みを解説していますが、内容は結構真面目。 様々な事象を数学的アプローチで分析していて、面白かったです。 決して、この数式を知っていれ…

【読書】「脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる」世良サトシ:著

結構ペラペラな恋愛テクニック本です。 久しぶりにこの手の本を読みました。 「好きな人に好かれたい」恋愛弱者向けのコールドリーディング系の内容です。 Amazonでベストセラー1位になっていたので呼んでみましたが、「なんか懐かしいなぁ」って感じでした…

【読書】「検閲官 発見されたGHQ名簿」山本武利:著

大東亜戦争終戦後の日本でGHQが行った手紙・電報など言論への検閲。 その検閲業務の実態を、実際に検閲を行った日本人らの証言から検証した内容。 敗戦して皆が食うのに困っている時期に、それが食べるためだと分かっていても、同じ日本人の情報を盗み取る仕…

【読書】「縄文神社 首都圏篇」武藤郁子:著

首都圏にある縄文期からの聖地だった神社を紹介した本。 境内から発掘された縄文時代の遺跡や出土品を見ると、本当に愛らしい。 縄文の頃から、日本には「萌え」の文化があったように感じます。 関東に行った際には、是非訪れてみたい神社ばかり。 やっぱり…

【読書】「芥川龍之介短篇集」芥川龍之介:著、ジェイ ルービン:編

昭和初期の鬱々した芥川龍之介の心情が伝わってくる短編集です。 彼の行き先のない鬱っぽい感じが重くのしかかる作品が多かった。 一方「羅生門」「藪の中」「鼻」「蜘蛛の糸」といった作品は、ものすごく鮮明なイメージで読めました。 文体は古いにも関わら…

【ドラマ】「VIVANT」(2023年)(全10話) 観ました。(オススメ度★★★★☆)

昨年(2023年)に放映されたテレビドラマ「VIVANT」が、年末年始に再放送されていたのでまとめて鑑賞しました。 日本のテレビドラマにしては膨大な資金を投入して制作されたという「VIVANT」。 あらすじは、自衛隊の秘密諜報組織「別班」が、国際的なテロ組織…

【読書】「とりかえばや物語 男装の美少女と、姫君になった美少年」越水利江子:著

平安時代末期に作られ、作者未詳の古典「とりかえばや物語」を現代風に分かりやすくアレンジした作品です。 ある平安貴族の異母兄妹、男の子のような姫君(光風の君)と女の子のような若君(桜花の君)が、そのまま女性なのに男として、男性なのに女性として…

【読書】「疲れない脳をつくる生活習慣」石川善樹:著

いわゆる「マインドフルネス」状態を獲得する為の入門書です。 私の場合は、睡眠、瞑想、呼吸法、食事、姿勢(体幹)、時間術と、それぞれを学んできていたので、この本で全てがスーッと繋がった感じです。 個別に学ぶには、少し物足りない内容かと思います…

【読書】「新・日本百名道―美しい日本の道、新選100!!」須藤英一:著

日本の名道の写真集。 ひたすら美しい湾曲を眺めて、そこに行った気分になれる写真集です。 北から南に順に掲載されているので、日本列島の地形的な変化も楽しめます。 しかし、昔の人はこんな場所にも道を作ったんですよね。 少しでも利便性を良くしようと…

【読書】「14階段ー検証新潟少女9年2ヶ月監禁事件」窪田順生:著

引きこもり男(佐藤宣行)が、当時9歳だった少女を9年2ヶ月もの間監禁しつづけた「新潟少女監禁事件」(2000年1月発覚)の真相に迫ったルポルタージュ。 この著者は、同居していながら2階に少女が監禁されていた事に気づかなかったという母親を丁寧に追い続…

【読書】「地球の長い午後」ブライアン・W・オールディス:著

SF小説の古典。のちに様々な作品に影響を与えた(風の谷のナウシカなど)とされる作品です。 遠い未来、太陽の寿命が尽きかけて地球が自転を停止した地上では、巨大な食肉植物に進化した植物が動きまくり他の動物を食い漁っていた。 人類は細々と小さな群れ…

【読書】「北槎聞略―大黒屋光太夫ロシア漂流記」桂川甫周:著、亀井高孝:編

江戸時代に運搬船が遭難しロシアに漂着、その後ロシアで暮らし10年後に日本に帰ってきた船乗り大黒屋光太夫の記録です。 天明二(1782)年12月,駿河沖で遭難した回米船の乗組員たちは、7ヶ月をかけ漂流しロシアとアラスカの間のアムチトカ島に漂着し、その…

【読書】「インド外交の流儀:先行き不透明な世界に向けた戦略」S・ジャイシャンカル:著、笠井亮平:訳

インドの現職の外務大臣であるスブラマニヤム・ジャイシャンカル氏が、インドの現状と外交(に対する姿勢)の在り方を問うた内容です。 普通にしたたかに自分の国の国益のためにどう振る舞えば良いのか?ということを謙虚に考え、実践しているという印象。 …

【読書】「橋下徹の研究」百田尚樹:著

元政治家でコメンテーターである橋下徹氏の言動から、彼の背景にある思想(?)を百田尚樹先生が分析した内容。 さすがは百田先生!面白いのですが、分析するに値する人物ですか?この人・・・。(笑) 一度政治屋をやったことのあるだけのただの目立ちたい…

【読書】「腹黒い世界の常識」島田洋一:著

「腹黒い」輩が跋扈する”この世界”で、メディアの報道を信じているとカモになって身包み剥がされるよ、という話。 独特の表現で的確に揶揄することが得意の島田洋一先生が、昨今の「腹黒い」世界情勢の裏側を解説してくれています。 やっぱり一番気をつけな…

【読書】「フォルトゥナの瞳」百田尚樹:著

自動車塗装工の木山慎一郎は黙々と仕事だけをする日常を送っていたが、ある日突然、他人の死が視える力(フォルトゥナの瞳)を持っていることに気づく。 やがて他人の運命を変えることで自分の寿命も短くなることが分かるのだが、果たして自分の幸せを選ぶの…

【読書】「図説いま・むかし おもちゃ大博覧会」兵庫県立歴史博物館:編

日本のおもちゃ文化を、現物とともに紹介した本です。 私が持っていた懐かしいおもちゃもあったし、私の世代よりが前のおもちゃもあって、見ていて、全く飽きなかった。 こうやって見ると、日本の子供達は、本当に恵まれていたんだなぁと感じました。 こうい…

【読書】「夢十夜・草枕」夏目漱石:著

時代は日露戦争の頃、洋画家である主人公が山中の温泉宿に宿泊し、そこで出会った美女「那美」と知り合い「自分の画を描いて欲しい」と頼まれるが、何か物足りない所があり描かなかった(描けなかった)。 那美の従兄弟が戦地へ招集され駅まで見送った時、彼…

【読書】「「日米関係」とは何だったのか―占領期から冷戦終結後まで」マイケル・シャラー:著、市川洋一:訳

戦後から冷戦終了(1945年から90年代)までの日本とアメリカの政治・経済の歩みについて解説した書。 日本はアメリカの属国には違いないのですが、それでも戦後すぐの日本の政治家は頑張ってますよね。 軍隊を持たせてもらえない状況でどう生き残るのか? ギ…