いつものように近所の子供たちを話をしていて教えてもらったのですが、何やら最近は小学校で英語を習うようになったんですね。
いつから日本は英語が公用語になったんだ?ひょっとして将来の出稼ぎ要員を育成するためなのか?と思いつつ、子供達の話を聞いていると「お受験」の為の英語学習らしいことが判明。
もちろん、お受験の先には、英語くらい使えないとグローバル化された社会では食えなくなるよ、という視点もあるのでしょうが、「これじゃあかんわ」と思ったんです。
私は、若いときにオーストラリアで1年ほど暮らした経験があるのですが、英語に限らず外国人とコミュニケーションをする上で大事なのは、「喋り方より、喋る内容だ」という事だと確信しております。
オーストラリアにいた時に痛切に感じた事は、「お前はどう思う?」とか「お前の国ではどうなんだ?」という質問にきちんと答えられないと一人前と判断されないという事でした。
喋る英語は、カタコトでも問題ありません。
もちろん流暢に喋れるに越したことはないですが、喋り方(テクニック)よりも、その喋る内容(コンテンツ)が求められているんです。
そもそもオーストラリアは白人を中心にした移民で出来た国ですし、オーストラリア英語は英国や米国の英語と違って、独特の言い回しが多く、私たちが学校で習う米国英語である必要はありません。むしろ英国英語の方が一般的です。
それよりも、「お前の国ではどうなんだ?」と聞かれて、当時青ちゃんだった私は、ほとんど答えられず困り果てました。
それからですね、歴史や文化、政治などに興味を持ったというか、当時は本当に悔しかったんですね。
「お前の国は、自衛隊という名前の軍隊を持っているけど、核兵器についてはどう思うんだ?」とか聞かれる訳です。
「いや日本には軍隊はない」と浅い知識で答えても、「そう言っても、あれだけの兵備と組織は軍隊でしょ?」と反論されて、ぐうの音も出ないんです。
まぁ、自衛隊のことは一例ですが、自分の国の文化のことも、歴史のことも全然答えられない。
そろそろ自動翻訳が問題なく使える時代になるでしょう。
そうなれば尚更のこと、小学生の時から英語に慣れさせるという目的で教育する必要はないもかも知れません。
むしろ、「お受験」用の英語は、中学生になってから、きちんとテクニックとして学ぶ方が賢明なのではないでしょうか?
小学生の間は、自国の誇るべき歴史・文化をきちんと学び理解する、しっかり国語を学び思考力をつける方が結果的に良いと思うんです。
今回の珍言爆言
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英語をペラペラ喋るよりも、ペラペラな内容を恥じよう!
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