「行動遺伝学」について橘玲氏とその第一人者である安藤寿康氏の対談本。
人間社会のほとんど全て面で「遺伝」の影響があって、知性、能力、性格は、過ごした環境よりも「遺伝」と「偶然の出会い」によって決まるという身も蓋もない話。
なので、幼児の頃から英才教育を受けさせたり、大人になってから多少頑張って努力しても、あんまり成功とは関係ないという残酷な事実がよく分かります。
いや、むしろ子供の頃に遺伝子の解析をして「あなたはこういう遺伝子的特性がありますよ」と理解した上で、その特性が最大限に生かされる行動を数多く取る方が、「成功」するのではないでしょうか?
未来の教育は、そんな方向に行けば、無駄に苦しむことは減ると思うのですが・・・。(今は「頑張らなくては行けない」という価値規範が強すぎる世の中なので。)
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