作家である橘玲氏が描く「記憶のなかの物語」と称する半生記。
私の中では、「海外投資」カテゴリーの人だったのですが、彼の経歴を見ると全然違いました。
ひょんなことから雑誌の編集の仕事をすることになり、今やベストセラー作家になった橘氏。
半生記を読んでみると、特に思想がかった思いで行動をしているのではなく、「世の中の仕組み」を正面から切り込んでいく姿勢だけは一貫しているように思えました。
オウム真理教についての考察は、とても勉強になりました。
堕落した(お葬式)仏教界があったから、原理主義的に仏教の真理を求める若者が出来、しばしばテロのような極端な行動に走ってしまうという点は、なるほどと思いました。
「振り返ってみればバカな頃がいちばん面白かった」と述べる橘氏。そして、また「ひとはいつまでもバカでいられないのだろう」といつもの調子でまとめるのでした。
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