パイパニア戦争の脱走兵である「天下太平」の精子が特殊な遺伝子であることが分かり、第三の性を持つミュータントが増産されることになった。
そのミュータントを人としてではなく虫けらのように扱う人類だが、やがてミュータントたちが反乱を企てて・・・というストーリーです。
あんまり有名な作品ではないですが、手塚先生の生涯を通して追いかけたテーマが所々に散りばめられていて、なかなか読み応えのある作品でした。
ちょっとエロ系の話もあり、男性でも女性でもない第三の性とか、人類を生物工場で生産するとか、生産したミュータントを戦争の兵士として使うとか、後に「火の鳥」や「ブラックジャック」などで問いかけているテーマが盛り沢山でした。
黒手塚の佳作と言える作品だと思います。
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