日本人が昔からビビっていた死後に落ちる地獄の世界を、写真たっぷりに用いて解説した内容。
古事記の世界観にもあるような黄泉の世界と、仏教的な来世の世界としての地獄がミックスされていって日本人の死生観が出来ていく様子が面白かった。
子供が親より早く死ぬことも「家」を継承できなかったので、地獄に落ちるという発想になるんです。
あと、どの絵にも地獄には「火」があり、落ちた人は常に炙られてました。
永遠とも思われる長い時間苦しみに耐えなければいけない「地獄に落ちないように、現世で徳を積まないといけませんよということなのですが、最近の日本人は、そんなことさえ忘れて、現世を「地獄化」しているのではないでしょうか?
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