民家で老人と訪問介護センターの所長の死体が見つかり捜査を進めていくと、そのセンターで献身的に働く斯波(松山ケンイチ)が捜査線上に浮かんできた。
彼が休日の日に亡くなった介護センターの利用者の老人が異常に多いことに気づいた検事の大友(長澤まさみ)は、斯波と対峙することとなり・・・というストーリー。
自分の力では生きていくことができなくなった老人、社会的なサポートでは救いきれない悲惨な介護家族の現実、それを「救い」と称して殺人を繰り返した介護士斯波の信念は「正義」なのか?悪なのか?
「死」については、問題先送りの日本人的思考が、「落とし穴」に落ちた介護家族の地獄を悲惨なものにしている事実。
日本の介護制度の矛盾、日本人の死生観を問うた重厚な作品でした。
松山ケンイチさんも長澤まさみさんも良い演技してましたが、こういう渋い作品では、長澤まさみさんがおばちゃんっぽく見えるので★3つです。
もし斯波が殺人を認めなかったらどうなったのだろう?と思うと闇の深さに気付かされる内容でした。
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