先日、ホリエモン(堀江貴文さん)が学生さんたちの質問に回答するという内容の動画を見ました。
「どうすれば成功しますか?」というような典型的な若者の悩みが多かったのですが、それに対するホリエモンの答えは、「数多くチャレンジすること」という正論。
今はテクノロジーが進んでいて、誰でも気軽にチャレンジできるし、仮に失敗しても経済的な損失もかなり低く抑えられる。
なので、数多く打席に立ってトライすることが、成功へ近づくこと。
本当にそうですよね。
例えば、映画を作りたいという人であれば、今ではスマホがあれば撮影ができますし、編集ソフトも無料のやつでも使えるし、Youtubeなどの動画配信サービスも充実しているので、世界中の人に観てもらえます。
ちょっと前の世代であれば、それなりの機材が必要だったし、どこかの映画制作会社に入って、アシスタントをしながら何年もかけて助監督になって、それからまた監督になるのに何十年も時間を要しました。
それが今では、自分一人でも作品を作って、世界中に披露できる。
何人かの学生さんがホリエモンに質問をしていたのですが、表現こそ違いますが、同じような悩みを相談していました。(そして、回答も同じ結論でした。)
私が印象に残ったのは、その回答を聞いた学生さんたちの表情だったんですよね。
半数くらいは、納得した表情でしたが、後の半数くらいは、「それは分かっているだけどなぁ・・・」という感じだったんです。
ここからは私の推論なのですが、この微妙な表情をした学生さんたちの心情を考えてみたいと思います。
「それは分かっているだけどなぁ」の続きですが、その多くは、「私はこれまで失敗したことがないから失敗が怖い」というものではと思います。
もう少し深掘りすれば、「それは分かっているだけど、私は何に向いているのか分からない(から困っているんだ)」ではないでしょうか?
ホリエモンに直接質問をするような学生さんだから、かなり意識が高い、優秀な人たちだと思います。学校の勉強も、平均以上はできていたのでしょう。
先ほども述べましたが、今の時代、非常に安価で、いろんなことが出来ます。
逆に言えば、少しやって自分に向いていないと思えば、すぐに方向転換しても、経済的なロスは非常に少ないことでしょう。
むしろ今の時代、生成AIが出てきて、ほぼ素人でもそれなりのものが作れます。
映画や音楽のような作品でも素人がプロのようなものを作れます。
けど、いくら作っても評価を得られない。(そりゃ、ありきたりの作品のレベルですから。)
例えば、映画作りを1年ほどやって飽きたら、音楽をやってまた飽きたら、次は小説・・・と次々に別のことをやってみる。
そうやって、いろんなことをやっているうちに、どっちつかずの中途半端になってしまう。
そういう状態になることを、若者は恐れているのではないかなぁ?
本当に自分が一生をかけてでも熱中できる得意分野が何か分からない。
これまでまんべんなく平均点以上を取ることを優先してきた生き方をしてきたからなのかも知れません。
そういう学生さんに「失敗を恐れずに数多く打席に立ちなさい」と正論を伝えても、どうすれば良いか分からなくて不安になるのでしょう。
これからの時代は、平均点を取るのではなく、自分に向いていることを見極める能力を身につける方が大事。
また親にとっても、子供にとって向いていることを見極め、そちらに向かって伸びていくことを妨害しないこと。
そんなことを学生さんの不安げな表情から考えたのでした。
今回の珍言爆言
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成功の秘訣は自分の得意分野に集中し数多く打席に出続けること
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