都会に暮らすユーシェンは、父親の訃報を聞き、華北の村に帰省したが、母は伝統通りの方法で父の棺を担いで帰ると言って聞かない。
その帰り道は、若かりし日の母が、一目惚れをした父を恋焦がれて待ち続けていた道だったのだ。
母が18歳の頃に、小学校の先生として小さな村に赴任した父。文化大革命の混乱で町に連れ戻された父を待ち続ける母。
この道が、母にとって意味深いものだと気づいたユーシェンは、村長に無理を言って葬列を組んで父の棺を担いで運んでもらうと、父の元教え子たちが自然と集まり無償で棺を運んでくれるのだった・・・というストーリー。
街から赴任した先生(父)を、小さな村の美少女がひたすら待つという話です。
若き日の母役を章子怡(チャン・ツィイー)さんが演じていて、これがとんでもなく美しい。
お世話になった先生の棺を、吹雪にもかかわらず、どこからともなく担ぎにやって来る元生徒たちのシーンが胸熱でした。
この先生(父)と、ずっと恋をしていた母は、幸せな人生だったろうなぁと、素朴に感動できる作品です。
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