
1930年代の英国でダーリントン卿の執事として働くスティーブンスは、女中頭として採用された勝気なミス・ケントンと仕事をする。
ストイックすぎる仕事観を持つスティーブンスとやや情緒的な感性の持ち主のミス・ケントンとは馴染めない時もあったが、互いを尊敬していた。

主人のダーリントン卿は、独ナチスの影響を受け擁護する動きをしていたが、執事は主人の政治思想とは関係なく、ただ執事としての仕事を全うする日々。
やがてケントンは結婚を機に屋敷を去ることに。

それから20年後、ダーリントン卿が失脚し、アメリカの政治家ルイス氏の屋敷になったが、スティーブンスは執事として働き、20年ぶりに手紙をもらったケントンに会いに行くのだが・・・というストーリー。
英国の紳士の元で働く執事であるスティーブンスは、完璧に職務を果たしていたが、自分の感情を押し殺していたことを、ケントンから手紙をもらったことから気づくという話です。

どうも小説版の方がもっと、感情面の描写がはっきりしているみたい。
映画版は、スティーブンスとケントンの関係が淡い恋愛なのか、冷淡な上司と情緒豊かな部下の関係なのか、わかりにくい感じがしました。

当時の政治状況、仕事に対する男女の向き合い方、深い愛情への気づきといった重層的なテーマが盛り込まれてあって、ずっしり来る良い作品でした。
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