シェイクスピアの戯曲「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えて表現した黒澤明監督の映画作品。
武将、鷲津武時と三木義明が、ある日、蜘蛛手の森で、物の怪(老婆)に出会い、武時は蜘蛛巣城の城主になり、義明は一の砦の大将になると予言される。
その話を聞いた武時の妻・浅茅は、武時をそそのかし、主君であった都築国春を暗殺し、老婆の予言通りに事を進めようとするのだが・・・というストーリー。
内面・外面の重圧に耐えきれず、錯乱して行く鷲津武時を三船敏郎が演じていて、特に後半は、三船の独壇場といえる演技が続きます。
物の怪のことを信じ、主君に背くという道理に合わないことをすると、破滅を導くという人間の悲しい性を見事に表現している作品でした。
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