引きこもり男(佐藤宣行)が、当時9歳だった少女を9年2ヶ月もの間監禁しつづけた「新潟少女監禁事件」(2000年1月発覚)の真相に迫ったルポルタージュ。
この著者は、同居していながら2階に少女が監禁されていた事に気づかなかったという母親を丁寧に追い続け、信頼関係を築きインタビューに成功。
拉致監禁犯の家族から、この犯人の性格を探る内容だったのですが、やっぱり気持ちの良いものでは無かったです。
一歩間違えたら誰でも間違いを犯す側になり得る・・・のですが、なんとも言えないモヤモヤした嫌な感じ。
父親との関係がどうとか、母親との関係がどうとか、本人の性格がどうとか、まぁ色々ありますよ。この世の中。
どんなに不遇だと思われる人生でも、9歳の少女を拉致して自宅に9年以上も監禁しないですよ。
真相に迫れば迫るほど、本当に理由に近づけば近づくほど、犯人(およびその家族)の異常さが際立ってくるという意味で、嫌な感じが拭えないのです。
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