差別、偏見、いじめ、他人へのマウンティングなど、「きれいごと」だけで表面上動いているような人間社会では見たくない複雑な現実を、化学的知見から分析した内容。
ヒトは一人では生きていけない社会的な動物なので、弱者に共感して支援する、仲間のために犠牲になる。(はい、分かります。)
一方、性愛競争に勝ち残ってパートナーを得て、子孫を残さないといけない、その為には他者を押しのけて生きる。(なるほど、そうだ。)
その結果、仲間と徒党を組んで敵と戦いながらも、仲間を陥れて集団内の自分の地位を上げるという複雑な戦略を強いられるようになった。
なので、「陰謀」が集団内に蔓延し、絶対悪も絶対善も存在しなくなっているとのこと。
この「人間らしい」特性に注意を払えば、もう少し行きやすい世の中になるのでは、と提案されています。
なるほどね。いじめが無くならないのも、戦争が無くならないのも、それが人間社会だからということですね。
これを言っちゃぁ、おしまいです!というような分析がたくさん書かれていて、またもや目から鱗が落ちるような内容でした。
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