人種や性別、性的指向などの障害がなく、誰もが「自分らしく」生きられる社会。
これは素晴らしいですし、人類はそういう社会を目指して進歩(?)してきたはず。
だけど、自分らしく生きられる社会、つまり「リベラル」な社会になればなるほど、あらゆる格差は広がり、社会はより複雑になり、各個人は孤独になり(個人主義になる)、アイデンティティの衝突が激しくなる。
しかも解決法を「リベラルな方法」に求めると、その分断の溝は深まり、地獄と化するという話でした。
橘玲さんの分析はめちゃくちゃ鋭くて、心のもやがスッキリ晴れるのですが、それがあまりにもシャープすぎて落ち込みます。
さて、この地獄からどうすれば逃れられるのか?それは「すでに天国はそばにある」と著者は言います。
つまりこの世界の仕組みをよく理解して、「地雷」を踏まずに平穏な人生を歩むことなのです。
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