昭和35年(1960年)社会党委員長の浅沼稲次郎が、右翼の少年山口二矢に暗殺された事件を描いたノンフィクション。
当時の時代背景、政治的な状況、犯人の山口二矢の心境、暗殺された浅沼稲次郎の政治信条と人柄、全てが詳細に、まるで見て来たように描かれています。(どれだけ取材したんだ!?)
犯行に及んだ山口二矢は鑑別所内で自殺したのですが、変に真っ直ぐ過ぎる青年という印象でした。
安倍晋三元首相の暗殺があったので、テロ(暗殺)を描いた作品で優れたものを読んでみました。
テロを認めるわけにはいきませんが、安倍さんを殺害した山上容疑者には、そこまで考え研ぎ澄まされた理由があったのだろうか?
山口二矢が自殺してしまったのに、ここまで書けるとは、ただただ感服する内容でした。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓