「アフリカに行った靴のセールスマンの話」って、ご存知ですか?
マーケティングの分野では、超有名な逸話です。
かなり使い古された逸話ですが、ご存知のない方もいらっしゃるかと思い、念のために紹介させていただきます。
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「アフリカに行った靴のセールスマンの話」
靴を販売するセールスマン2人が現地調査をしにアフリカへ行きました。
現地を見て驚いたのは、アフリカ人には靴を履く習慣がなかったことです。
みんな「裸足」で生活しています。
それを見たひとりのセールスマンは、会社の社長にこのように報告しました。
「アフリカ人は靴を履いていないので市場はありません。これでは売れません。」
しかし、もう一人のセールスマンは違う報告をしました。
「アフリカ人は誰も靴を履いていないので、靴の良さを伝えられれば、市場は無限大です!」
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この逸話は、どっちのセールスマンが「ポジティブ」で「前向き」なのか?という問題提起で利用されることが多いです。
そして、人によって見方が異なり、次の行動も変わって来るということを示唆するエピソードとして使われます。
靴を履く習慣がない地域を知ったセールスマンの一人は、「ここでは売れない」と判断し、もう一人は「だからこそ、ここは市場になる」と判断した。
良くある解答例は、「だから、あなたも、ここは市場になると判断したセールスマンになりましょう」ってパターンですね。
誰も気づかなかった市場を開拓することが、マーケティングの基本ですから。
また、これを逆手にとって、「売れないと判断したセールスマンは、すぐに別の地域に行って、より多くの靴を売った」というパターンもあります。
まぁ、私なんかは捻くれまくりの自称マーケッターですから、アフリカって言っても、大部分の人は靴履いているんじゃない?とか思っちゃいますけどね。(笑)
「裸足」で生活している文化圏の人々が、靴を履くことは、本当に便利なことなのか? 人生でメリットがあることなのか? 必要なことなのか?という視点が大事なんだと思います。
では、もし私がこのセールスマンで現地調査を命じられたら、どうするか?
靴だけでなく、現地の人が本当に求めていることを調べて、それを提供できるように会社自体を変えてしまいます。
それが本当にWin-Winの関係なのではないでしょうか?
あ、ということは、この「靴のセールスマン」という前提条件にとらわれ過ぎてはいけないということですね。
今回の珍言爆言
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そもそもの設問にさえ、疑問を持つ視点が大切
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