たまにこのトピックで「陰謀論で考えてみたシリーズ」を書くのですが、あのシリーズって結構読んで下さった方からの反応があるので、書いていて楽しいんです。(コメント等ありがとうございます。)
ですが、ちょっと注意して欲しいことがあるんで、今回はそのことについて考えようと思います。
何か得体の知れない「謎の組織」みたいのがあって、この世界を牛耳っているといういわゆる「陰謀論」。
そういう視点で物事を捉えてみると、「なるほど、合点できる」ことが多く、きっと「謎の組織」が世界を支配しているんだと思ってしまう。
「この世のどんな事も偶然には起こらない。」とか「物事は一般人には見えるようにはなっていない。」とか「全ての事象は繋がっている。」とか・・・。
「ユダヤ金融国際資本」とか「ロスチャイルド」とか「ロックフェラー」とか「イルミナティ」とか「ディープステイト」とか、とか・・・・ね。
うん、うん。私も大好き!大好物です。
なので、「陰謀論で考えてみたシリーズ」は、書いていて楽しいですし、アイデアもどんどん湧いてきます。
それこそ、無限に考えられるので、むしろ毎回「陰謀論」で考えてみたいくらいです。(笑)
この世を牛耳っている「謎の組織」って、表舞台には出てこない分、なんかワクワクしますよね。
そういう組織を構成しているとされるのに、例えばユダヤ人が挙げられるのですが、彼らの中で非常に才能がある人が多いというのは事実です。
けど、彼らの歴史を振り返ってみると、それは当たり前のことで、土地(Land)を追われた民が頼れるのは、「能力」であって、それを親から子へと代々伝えていくうちに「秘伝」になり、「結社」というグループになるのは、まぁ当然の流れかと思います。
やがて最初は同じ血族で作られていた「結社」も、目的が多様化するに連れて、多民族の(国際金融資本みたいな)組織になっていくのでしょう。
そういう意味で、「謎の組織」というのは、確実に存在するのですが、やっぱり少し注意して欲しいんです。
「もし、あなたが”謎の組織”の側にいるのであれば、どうするだろうか?」という事を考えてみて下さい。
もし、その組織の側にいて、世界のお金を全部取ろうとか、権力を全部集めようと本当にしているのであれば?
絶対に正体がバレないようにしませんか?(バレたら命が狙われるかも知れませんし・・・。)
あるいは、なんか怪しい組織がいるような形跡を残しつつも、自分の正体はバレないように活動する?
どちらにしても、正体がバレたり、痕跡が残った時点で、その「陰謀」は失敗ということです。
では逆に、色々と痕跡が残っている状態というのは?
別に身元を隠そうとせずに、普通に社会生活をしているってことですね。
加えて、偽の情報を流して、騙される側を惑わせるようにしているのかも知れません。
結局、その色々出ている痕跡のようなものを都合の良いように解釈して、まとめて「陰謀論」にしてしまっているのでは?
その上、なぜか「謎の組織」をひとまとまりで扱って、個別の団体や結社の区別もせずに考えてしまっているのでは?
つまり、一般庶民である我々が妄想できるレベルの「陰謀論」というのは、そのレベルの噂話だという事です。
なので、正確であるはずがない。
もちろん、真実の一面もあるのでしょうが、それでは全体像を捉えられるはずもありません。
このように「陰謀論」を考えると想像力がもくもくと湧いてきて楽しいのですが、その視点で世の中を見てしまうと、逆に問題の本質が見えなくなる危険性すらあると思っています。
「陰謀論」は全部嘘だ!とは言いませんが、「そういう見方もあるよね」というくらいで楽しみつつも、本当の問題を見誤らないようにしたいものです。
それでは、何かはっきりしない「陰謀」が働いて、我々の日常を脅かす動きになっているとしたら、どうすれば良いのか?
それは得体の知れない「陰謀」を解明しようとするのではなく、我々自身が、正しい知識と正しい思考法を身につけ、誤った情報で行動しないように自衛するしかないんだと思うんです。
今回の珍言爆言
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実はこの話も「謎の組織」からのメッセージなのかも知れない。
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