対象を「中華人民共和国」ではなく、それを運営している「中国共産党」を組織論として戦略的に分析した内容。
大切なのは「中国が好き」とか「中国は嫌い」という感情をできるだけ脇において、約1億人もいる組織がどう機能的に運営されているかを理解することです。
この視点を忘れると相手(中国共産党)の思う壺ということが、ほとほと理解できる分析内容でした。
日本のすぐお隣に、こんな脅威の組織があることを心しておかないといけません。
「我々日本は何をすべきか?ひとつには産業振興・経済成長。そしてもうひとつは、国家の安全保障としては、限られたリソースを使って、サイバー、広報、諜報といったインテリジェンス機能を拡充していくことが重要だと考えます。」(筆者あとがきより)
まさに、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」ということです。
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