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【コラム】相撲界の問題を憂いてみたら、やっぱり白鵬関が見えてきた説

相撲界の問題

先日のトピック(Facebookも含む)で、白鵬関の引退と横綱の振る舞いについて書いたのですが、結構な数の感想やコメントを頂きました。

 

みなさんの関心の高さ、並びに考察の深さに感動しました。そして、もちろん感謝も!

 

頂いた感想やコメントから、私のお伝えの仕方の悪さと更なる気づきがあったので、今回は先日のトピックの補足をさせて頂こうと思います。

 

 

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まず、日本の相撲というのが、単なるスポーツや総合格闘技ではないという点です。

 

相撲界の問題

相撲には、神社に奉納して、天下泰平・子孫繁栄・五穀豊穣・大漁などを願ったり、祝ったりする神事という側面もあります。

 

現に今でも、伊勢神宮で執り行われる神宮奉納大相撲や、明治神宮などで奉納土俵入が奉納の儀式として執り行われます。

 

つまり相撲の背景は、日本人の信仰や生活習慣と、密接に関係しているものがあるんです。(神道が宗教か?という問題はまた別の機会に)

 

なので、その相撲で1番の地位にある横綱に、品位が求められるのは自然なのでしょう。

 

めちゃくちゃ簡単にいえば、横綱はみんなの代表みたいなものだから、神様の前(土俵の上)ではお行儀良くしてね」という事です。

 

そこには、国籍とか文化的背景とかは、本来あまり関係ありません。もちろん、人種差別とも関係ありません。

 

土俵に立っている力士を見る時、我々日本人は、「モンゴルから来た横綱」という見方ではなく、「神聖な儀式としての相撲を取る横綱と無意識で認識しているので、「横綱らしからぬ」行為をしたら違和感を感じるんです。

 

相撲界の問題

なので、取組後にガッツポーズしたら、「格闘技ちゃうで!」と感じるし、三本締めを促したら、「宴会ちゃうで!」となる訳です。

 

 

もう一つのポイントが、力士が身体を十分に休めることが出来ない体制になっているという問題です。

 

昭和31年(1956年)以前は、相撲の場所数は、年に2回~4回でした。

 

それが昭和32年に年5回になり、昭和33年以降は今と同じ年6回になりました。

 

2ヶ月に1回の割合で大相撲が行われ、またその合間に、地方巡業などがあります。

 

このように相撲の場所数が増えることにより、力士がの怪我、故障が増えた上に、怪我の回復する時間が足りないとも言われます。

 

相撲界の問題

最近は、体中にサポーターやテーピングをする力士が増えたと思いませんか?

 

力士が休場すると、お客さんの集客も悪くなる。イコール、興行収入にも影響します。

 

そうすると、よりパワーがあって体格の良い外国人力士を使うようになります。

 

また力士側にしてみれば、年中身体がしんどいし、故障なんかしたら、相撲も取れないので、直接収入に影響します。

 

なので、同郷の力士同士で星の貸し借りなどの不正が行われやすくなるということです。

 

相撲の場所数が増えた為に、力士の故障が増え、それを補う為により体格の良い(外国人)力士を入れると、パワーがあるので、さらに力士が怪我をして行く。

 

どう考えても悪循環に陥っているような感じです。

 

元々神様に感謝するために真剣勝負を祀っていたという相撲という神事が、お金儲けのためにスモウレスラーを戦わせるスモウに変わったあらましはこんな感じです。

 

そのスモウレスラーの一人である白鵬関に、日本の神様の前だからお利口さんで居てね、と同調圧力を加えるのは可哀想だと思ったのが、先日のトピックを書いた発端でした。

 

それならいっそのこと、完全に興行としてのスモウに徹するか、神事としての相撲を取り戻すのか、相撲協会含め私たち日本人が決めないといけません。

 

つまり、日本の文化、歴史を知った上で、どんな相撲を後世に残すべきか考えるということなのです。

 

 

今回の珍言爆言

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伝統に違和感を感じたら、歴史と文化に答えを求めよう!

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