手塚治虫版妖怪退治という内容ですが、水木しげる先生の妖怪もの作品に対抗心を燃やして創作されたという逸話が残っています。
それでも手塚節炸裂の名作で、奇形児として産まれた百鬼丸が妖怪を倒すたびに失われた身体が戻ってくる設定で、しかも孤児である「どろろ」が実は女の子だったという設定とかは、さすがです。
「キングダム」の河了貂(かりょうてん)なんかも、同じような発想なのかな??
百鬼丸が妖怪退治をするに連れ、完全な人間になるかと思いきや、その途中で物語が終わってしまってます。
これだけ美味しい設定なので、並の作家なら妖怪退治で引き延ばしすると思うんですが、バッサリ完結させる辺り、手塚先生には他にも描きたい作品が数多くあったからなのでしょうね。
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