©️TEZUKA2023プロジェクト
「ブラック・ジャック」連載50周年を記念として、ブラック・ジャックの新作読み切り作品が出来たって事で、当然拝読致しました。(一部ネタバレあり)
なんと、AIと人間がコラボして完全に新作を制作したとのことなので、発表直後から注目が集まっていたプロジェクトです。
今回のプロジェクトは、AIと言っても、全てをコンピュータが描いたのではなく、「人の発想や創造力を高めるためにAIを活用」したとのことなので、余計に気になっておりました。
どんな感じで作品が出来ていったのかという解説もありましたが、要は「手塚治虫」らしさをAIを使いながら抽出していき、人間が作品を完成させたという感じでしょうか?
そういう訳で、肝心の作品は・・・「手塚治虫先生なら世に出さないでしょうね」という感じでした。
©️TEZUKA2023プロジェクト
「ブラック・ジャック」が扱っているテーマは、医学が神聖な命をコントロールできるのか?とか、お金で人の命を区別して良いのか?といった哲学的なことが、背景にあり、それがチラチラ見えてくるから、読者は「面白い」と感じるんだと思います。
その部分が、本作では何か「微妙」でした。
これがコミケで売られているファンが制作した二次作品であれば、問題ないと思います。
©️TEZUKA2023プロジェクト
ブラック・ジャックやピノコ、キリコというキャラクターが、まぁまぁそこそこの役割を果たしているという意味では、それなりに「ブラック・ジャック」として成立していましたが・・・。(ピノコはオクタンよ!とかは言いそうですね。)
う~ん、何と表現したら良いのでしょうか?
©️TEZUKA2023プロジェクト
ドクター・キリコが頼まれてもないのに人工心臓で一命を取り留めるって(ネタバレ)・・・それってどうなの?
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