子供の頃に空想した未来。仲間うちで書いた夢物語が、20世紀の末に現実に起こったとしたら?
1970年代に少年だったケンヂたちが(子供のいたずらで)書いた「よげんの書」と似た内容が、1997年から実際に事件として発生。そのことに気づいたケンヂたちが昔の仲間を集めるのだが・・・というストーリー。
子供の頃に考えた妄想とやり残したことを予期せぬ形で解決して行く系の話です。
世紀末の現在(1997年~2000年)と過去(昭和40年代)、さらに2015年(作品が出来た当時から言えば未来)と、その時代から過去へトリップできるVRアトラクションの内容が行ったり来たりするので、これがなかなかややこしい。
2回以上読み直して、こことここが繋がるのか?と分かりました。
子供の頃の陽キャラグループ(ケンヂたち)と、陰キャラグループ(”ともだち”たち)が相容れないってことは分かるのですが、人類を滅亡させるまで「恨み」を発展させるものなのか?
カルト的な集団が、新しい「大阪万博」を利用して、細菌兵器を使ってテロを企てるって、どこかで見たような不気味さがありましたけどね。
子供の頃に思い描いた未来ではないけど、子供の頃にやっておくべきことをやらなかった後悔。
その落とし前をつける心の踏ん切り(反省する)をつけるキッカケになる「本格科学冒険」大作でした。
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