読後の感想、ものすごい違和感。
当時、大王製紙社長の井川意高氏がグループ企業から巨額の資金を借り入れて、ギャンブルでスってしまった事件。
当の本人の懺悔録なのですが、「これ懺悔録なのか?」と思ってしまいました。
というか、この本の内容が事実だとすれば、この井川意高氏は、とても仕事のできる人だったようです。
「なのに何故、ギャンブルにハマってしまったのか?」という点は、この本に夜と「ギャンブル依存症という病気」だったからとのこと。
むしろ、井川意高氏のある意味華やかな半生は綴られているのですが、どす黒い反省は、非常に淡々と書かれています。
(関係した人に迷惑がかかるという配慮なのかも知れませんが・・・)
となると、めちゃくちゃ仕事のできる優秀な人でも、ちょっとしたことでギャンブルにハマってしまって、人生を棒にふるってことがわかる。
今、カジノ法案ができて、日本に巨大なギャンブル場を作ろうと進んでいますが、その前にこの本を読むのをお勧めしますね。
本当に「ギャンブル依存症」になる人って、もともと少し「おかしな人」なのかどうかってことを、考える必要があると思います。
熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (幻冬舎文庫)
posted with amazlet at 17.05.01
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