ベートーベンを愛するアレックスは仲間たちと暴力とセックスに明け暮れる日々を送っていたが、ある晩の殺人事件がきっかけに逮捕され投獄されてしまう。
刑期中、釈放する代わりに犯罪防止の治療法の被験者になることを受け入れたアレックスだったが、シャバに出た彼を待ち受けていたものは、想像以上に残酷な世界だった・・・というストーリーです。
前半は特に奇天烈な行動を起こすアレックスと仲間達の映像が多かったので、ナンセンスでサイケデリックな映像作品かと思っていたのですが、逮捕された辺りから急にストーリーが展開され、結構深いテーマを投げつけられました。
結局、暴力は暴力を生み、対処療法で暴力を押さえつけようとしても、本質的な解決にはならないということ。
果たして人を公平に裁くことができるのか?罪を償うということはどういうことなのか?
人類にとって普遍的ないろんなテーマが交錯する作品で面白かったです。
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