幼い頃に母を水難事故で亡くしてから歌が歌えなくなった女子高生のすずが、ネットの仮想空間「U」で「ベル」という名の「AS(アバター)」でなら自然と歌えるようになり有名になるが、そこで出会った謎の竜に魅かれていく・・・というストーリー。
仮想空間でなら「本当の自分」をさらけ出すことが出来て、ついでに傷ついた(父親に暴力を振るわれている)「竜」を救うことによって、現実世界の「すず」も成長するという”よくある”パターンです。
と、あらすじを書いてみましたが、正直設定がちょっと複雑なため、微妙に伏線回収が甘かったような感じです。(何故、「竜」がいる場所をそんなに簡単に割り出せるか?とかね。)
細田守監督が手がけた「時をかける少女」と「サマーウォーズ」と「バケモノの子」と、ディズニーの「美女と野獣」がちょっとずつ混ざったような感じですね。
こういう「歌で全てが救われてを解決」する方法論って、本当に難しいと思います。
それこそ、「美女と野獣」レベルの楽曲が用意できなかったら、単なるミュージカル崩れになってしまいますから。
ただ映像は、本当に素晴らしかった。こういうのをアニメで出来るというのは、アニメの無限の可能性を示していると思います。
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