「修理、魅せます。」シリーズの第十三回は、「本 」(修理人:岡野暢夫・おかののぶおさん)です。
ボロボロになった本でも、元の状態に蘇らせる修理人。
学生時代から使っていて愛着がある英語の辞書を娘にあげようと思い、修理人を訪ねた。
その辞書の側面には、依頼人の高校の時の彼女のイニシャルが記してあり、なんとか消して欲しいとのこと。
どのようにして本を再生させるのか? 修理人は丁寧に本の状態の確認から作業を始める。
紙というのは癖が付いてしまうと中々取れないので、その癖を矯正していく。
本の角にできた折れの部分は、一枚ずつアイロンで直していく根気の要る作業。
辞書の側面に書かれたイニシャルや色は、辞書の文字が欠けないように裁断する。
こうして蘇った本は、父から娘へ渡され、また新たな青春のページがめくられていくんですね。
”形あるものはいつか壊れる。
壊れたものに再び命を吹き込む。
美しき職人技の世界。
修理、魅せます。” (by 石坂浩二)
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