私は、この8月テレビや新聞を見ていると憂鬱になります。
広島長崎への原爆投下の祈念日から始まり、御巣鷹山日航機墜落の祈念式典、終戦記念日と、暗めのニュースが続くからです。
しかも、取り上げる内容以上に、”暗い”気持ちにさせる内容で伝えられることが多いから余計に憂鬱になるんです。
ですので、私は昔から特にこの時期は、極力テレビや新聞は見ないようにしています。
もちろん、マスコミが報道する内容が、戦後植えつけられた自虐史観で捉えているからという理由もありますが、その歴史的事実から「何を学んだか」という視点が、ほとんど無いということも関係あります。
フラストレーションしか残らないって感じですね。
御巣鷹山日航機墜落のニュースを見て、30歳未満の人は何を感じるのだろう?って思います。
「あぁ、昔こんな事故があったんだ。それで?」という感じでは無いでしょうか?
例えば、1937年5月6日にアメリカ合衆国でヒンデンブルク号が爆発炎上した大事故があったと聞かされても、大概の人は「ふーん、それで?」となりますよね。
当時、飛行船の浮力の為に水素が使われていて、船体外皮に溜まった静電気が爆発の原因になった為、この事故の後、飛行船が輸送手段として使われなくなった、と言われたら、どうでしょう?
「なるほどね」と感じて、何か新たな事に気づくこともあるかと思います。
一方、この8月に流れる戦争関連の報道については、ほぼ「自虐史観」=「昔の日本人はこんなに悪かった」視点だけで伝えられ、それ以上の発展的な内容はほぼ無し。(そういう視点があるというのは理解していても)
まじ落ち込みますよね。
別に良いことばかりを伝えろとは言いませんが、事実は事実、こういうことがあったから、こう改善できたとか、こう判断してきたとか、だから戦争を避けるにはこうしなければならないという重要な事を、考えて伝えて欲しいものです。
災害の報道についても同様です。
「今日で、こんな大きな災害があって何年目です。そこに住んでいる人は、現状こうです。」
大体こういう内容で終わり。
これじゃ、災害で亡くなった方への本当の意味での鎮魂にならないのではと思います。
この災害から、こういう土木技術が開発されたとか、こういう法律が新たに見直されて全国的に良くなったとか、あるいは、まだこういう問題点があるとか、災害対策の視点からこういう課題が残っているとか、我々一般市民に伝えて欲しい。
そこから学び、次の世代を良くしようと行動することが、亡くなった方への最大の鎮魂になるはずです。
ついでに言うと、最近の警報の出し方もひどいですね。
「50年に一度の災害です。」「命を守る行動をしてください」「命に関わる重大な災害です」と言うようなフレーズを聞いたことないですか?(苦笑)
「50年に一度と言われても、私はまだ50年も生きてないし・・・」とか「命を守る行動って、私は毎日命を大事にして生きてるよ」とか「そもそも災害って大体命に関わるわ」とか、ツッコミまくりっていて、実際の避難が遅れそうなものです。(そこまで捻くれなくてもいいって?)
ちなみに災害については、各自治体で、防災マップ・ハザードマップを作っているので、それを確認しておいて、災害がきたときにどうするか?と決めておくことが大事です。
自分の住んでいる所、通勤・通学している所が、水没するのか?地震の被害の予測など、ある程度は予想が出来ます。
「もし、こうなったらこうしよう」と家族と話し合って決めておくことが一番先決ですね。
いずれにせよ、特に8月は、”暗い”報道があるので、そういう時は注意!
そのままで思考停止になるのではなく、そこからの学びは何なのか?ということを考え、具体的に行動に移していきましょう。
今回の珍言爆言
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歴史的事実から学ぶのは、どう感じるかより、どう考えるかが大事。
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