投資系の人気テレビ番組「マネーモンスター」に、司会のリーの助言通りに株を購入して損をして男カイルが銃と爆弾を持ち込み、番組をジャックする。
数日前に番組で扱ったアイビス社が暴落したことに憤慨し犯行を企てたのだが、その彼を番組のスタッフが一同になって説得していくうちに、株価暴落の裏に人為的な策略が見てきて・・・というストーリー。
監督はジョディ・フォスター、製作・主演はジョージ・クルーニー、番組ディレクターのパティ役にジュリア・ロバーツで、演出は安定してまして、もっと薄っぺらい内容かと思ったけど、かなりハードな社会派サスペンスでした。
資本社会の裏側、プログラムのバグと称する詐欺行為、マスコミの視聴率至上主義、番組の薦めで全財産を注ぎ込む一般市民(情報弱者)、射殺か解決しようとする警察と、様々な要素が盛り込まれていて、見応えのある内容。
ことが収束するまでライブ映像に釘付けだった一般の視聴者が、決着がついた瞬間、日常に戻るシーン。
なんとも言えず、後味の悪い感じが・・・・。
結局、みんなが加害者で、みんなが被害者でもあるクソゲームが、資本主義なのかも知れません。
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