何やら、学生の頃から「お金」のことについて学ぶことになるというニュースを見ました。
文部科学省が定める「学習指導要領」の改訂で、金融商品による資産形成という視点を学校教育に盛り込むことが求められるようになったそうです。
「おおお!お金のこと、金融のことを学ぶことは良い事だ!けど、何か胡散臭くないか?」と思ったので、ちょっと調べてみました。
「おい!まさか、学生に金融商品を売ろうという魂胆じゃないだろうな!」というような頭がクラクラするような内容だったので、どうすれば良いか、勝手に考えてあげました。(勝手に考えてあげましたシリーズは、相変わらず上目線から物言いするシリーズです。)
どんな内容を勉強するのかと調べたのですが、「生活にどれくらいお金がかかっているのか?」とか「詐欺に引っかからないようにしてね」とか「投資・保険ってこういうものですよ」とか、そんな感じの内容なんです。
あかん、それじゃあかん。
前にも少し述べましたが、お金のことを学ぼうと思えば、「複式簿記(的な考え方)」これだけ学べば大丈夫だと私は確信しています。
こづかい帳って書いたことありますか?
こづかい帳って、お金がいくら入って来て、いくら出て行ったというのを記録します。(これを単式簿記と言います。)
一方、複式簿記は、その項目に、「原因」としての面と「結果」としての面を記載するんですね。
フクシキボキ、原因と結果・・・ああ難しい!
複式簿記のことを超簡単に説明しようと思ったのですが、だんだんごちゃごちゃして来たので、原稿をリセット!プチ!
技術的な話をしだすと、魑魅魍魎的に複雑怪奇になってしまうので、その辺りはプロの税理士の先生にお任せしましょう。
もっと単純で簡単な説明はないかなぁ、と考えておりまして、豆腐の角に頭をぶつけて、いい事を思いつきました。(ヒラメキ!ときめき!)
「経費」って分かります?
サラリーマンや商売をしている人なら分かりますよね。
仕事のためのお金として落ちる(処理できる)費用のことです。
「この工具は経費として落ちるよなぁ」とか「この接待は、仕事でお客さんと飲むので、経費でいけるだろう。」という、あの「経費」です。
実はこの時、頭の中では「仕事で必要な飲み会」(原因)と、「1万5000円の支払い」(結果)という2つのことを考えています。
これを一項目に記録しておく帳簿の記載方法を、複式簿記っていうんです。
めちゃくちゃ大雑把ですが、基本は合ってるはず、方向性は間違えてないと思います。
そこで大事なのは、帳簿の記載の仕方というよりも、「そのお金がどのように使われるか」を考えることなんです。(考えてから使うというのが非常に大事!)
もし会社の経費で、お客さんの接待をしまくっていたら、上司から呼び出されて「おい、〇〇くん、君は経費で毎晩飲み歩いているようだけど、成果は出ているんだろうね!」と忠告を受けるでしょう。
まずは、成果(結果)を意識して、お金を使う。
お金の使い方には、金額の側面と、使用目的の側面がある事を知る。
これが出来れば、「お金の教育」の半分は成功したと言えます。
(残りの半分は、何に対してお金を使うのが実際には良いのか?ということなのですが、この点はまた別の機会に。)
何も意識せずに、ただ何となくお金を使っていると、後でえらい目に会うことになりますよね。
経費として上がってきた領収書を、チェックして、この経費は無駄だったとか、これは後に有効だったと反省することも必要です。
これが「複式簿記的思考」の大切さです。
この思考方法になっていれば、「生活にどれくらいお金がかかっているのか?」とか「詐欺に引っかからないようにしてね」とか「投資・保険ってこういうものですよ」というような問題は、自力で解決できるようになります。
「教育」というのは、本質の部分から教えてあげるべきだと思うんですよね。
今回の珍言爆言
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「株式会社あなた自身」の社長は、その経費を許すだろうか?
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