戦後の混乱期に、極貧の日本を這いつくばって生き延びて哲・高塚・葛城・トモやん・ヒロやんの5人の人生を描いた作品。
明確な主人公を置かずに物語が展開していくのですが、途中からとっ散らかってしまって、伏線を回収しきれずに、連載途中で打ち切られ、未完に終わってしまった作品です。
どこで話がまとまるのだろう?と読み進めていましたが、まさかの散らかし具合で終わり、びっくりでした。
連載された1979年は、さすがに戦後の色が薄れてきていた頃でしょうから、読者のウケが良くなかったのでしょうね。
天才手塚治虫の混乱ぶりがうかがえる貴重な作品です。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓