ドストエフスキーの名作文学「罪と罰」を手塚治虫的に脚色した内容です。
手塚先生自らあとがきで、子供向けに漫画化したので、かなりあらすじを削ったと述べておられます。
なので、原作の「罪と罰」の重厚さは薄く、主人公のラスコルニコフが非常に軽く少し猟奇的な犯罪者っぽく感じました。
犯してしまった罪の重圧に苦しむというより、混沌とした時代に流された少年って感じで描かれてました。
ただ、この作品は昭和28年(1953年)の作品とのこと。
こんな時代に、数々の漫画的な実験を盛り込んでいて、驚きました。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓