フィラデルフィア市で一番規模の大きい法律事務所で精力的に働いていたアンドリュー・ベケットは、ある日訴状の紛失を疑われ事務所を解雇される。
彼はゲイでエイズに感染していたことを事務所に告げず働いていたが、そこのことが理由で不当解雇されたと考え、以前に法廷で争ったことのある有能なミラー氏に弁護の依頼をし法廷で事務所側と争うことになるが・・・というストーリー。
エイズがまだ未知の病だった時代、しかも同性愛者への偏見が今よりもずっと強かったアメリカ社会で差別と戦う弁護士たちの話です。
ゲイでエイズに感染したアンドリュー・ベケット役にトム・ハンクスさん、彼を弁護する弁護士ジョー・ミラー役にデンゼル・ワシントンさんが演じています。
そういえば90年代前半って、エイズは怖くて、主に同性愛者がかかる病気という偏見と差別があった、こんな雰囲気だったよなぁと思い出しながら観ていました。
感染症患者への差別はもちろんのこと、同性愛者への偏見についても、一方の意見に偏らず、上手く描写されていますね。
当時の様子を見て、不当に差別することの普遍的な感覚、そのことの問題点がよく分かる良作でした。
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