昭和初期の鬱々した芥川龍之介の心情が伝わってくる短編集です。
彼の行き先のない鬱っぽい感じが重くのしかかる作品が多かった。
一方「羅生門」「藪の中」「鼻」「蜘蛛の糸」といった作品は、ものすごく鮮明なイメージで読めました。
文体は古いにも関わらず、何故こんなにスラスラ読めるのだろうと、不思議な感覚に包まれました。
短編集なので何度でも読み返せて、読む度に新たな発見が見つけられるのが良いですね。
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