研修医である斉藤英二郎が、大学病院で研修を受ける中で接する日本の医療現場の問題点を描いた作品。
医療技術が特別優れているわけではないが、性格がただまっすぐな英二郎が、「大人の世界」過ぎる大学病院で、様々な問題点にぶつかり成長していく話です。
日本の医療制度は腐ってるということを暴露(指摘)した問題作。
そんな中でも、英二郎の誠心誠意患者に接する気持ちが、周りの人々に影響与え少しずつ変わっていく部分が、読んでいて救われました。
20年ほど前の作品ですが、日本の医療制度は、相変わらず同じようなシステムが運営されている部分も多く、事態はより深刻になっているのではないでしょうか?(国家予算の医療費の割合も増えていく一方ですし。)
「ブラックジャックによろしく」というタイトルですが、手塚治虫先生の「ブラックジャック」は出て来ませんし、物語とは直接関係ありません。
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