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【読書】「インド外交の流儀:先行き不透明な世界に向けた戦略」S・ジャイシャンカル:著、笠井亮平:訳

インド外交の流儀:先行き不透明な世界に向けた戦略,S・ジャイシャンカル,笠井亮平

インドの現職の外務大臣であるスブラマニヤム・ジャイシャンカル氏が、インドの現状と外交(に対する姿勢)の在り方を問うた内容です。

 

普通にしたたかに自分の国の国益のためにどう振る舞えば良いのか?ということを謙虚に考え、実践しているという印象。

 

インドという国の歴史を知れば、そこには長い搾取の歴史があり、そりゃしたたかにならざる得ないでしょうね。

 

どこかの大きな国(アメリカとか中国とかロシアとか)の顔色を伺って、行ったり来たりしているどこかの国の政治家に読んで、理解して欲しい内容でした。

 

というか、「外交」というのは、せめてジャイシャンカル氏くらいのことを考えて立ち振舞わないといけないのでは?

 

外交とは、相手の国が「フレネミー」(フレンド(友達)とエナミー(敵)を組み合わせた言葉)であることを常に意識する必要があるという部分が非常に印象的でした。

 

もちろん日本にはもっと国際的な役目を果たして欲しいというエールを感じる指摘が多数あり、我々日本人もジャイシャンカル氏の言葉から学ぶべきことがたくさんありました。

 

imakokowoikiru.hatenablog.com

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