1999年山口県光市で発生した「光市母子殺害事件」についてのノンフィクション。
被害者の夫であり父である本村洋さんが、少年法によって幾重にも守られた犯人の権利、前例主義・相場主義で凝り固まった司法、マスコミ報道に対して、これでは被害者とその家族が救われないと、闘いを挑み風穴を開けていく実話です。
薄っすらとした記憶ですが、そう言えば、この事件の前は、もっとガチガチに縛られた「少年法」でした。
本村さんの思い、彼を支える数多くの人の思いが、日本の司法、マスコミのあり方まで変えていった記録です。
犯人Fの心境の変化、特に死刑が決定してからの「胸のつかえが取れた」様子から死刑(刑罰)の持つ意味を考えさせられる内容にもなっていました。
被害にあった弥生さん、夕夏ちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。
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