最近いろんなものの値段が上がってきて、一部の大企業では賃金も上がりそうな気配なのですが、多くの企業では賃金の上昇がほとんど望めない感じですよね。
そうすると、どうしても「節約」しないといけないし、不安たっぷりの将来のために可能な限り「貯蓄」をしている方も多いことでしょう。
これって、各個人・家庭レベルでは、最適な行動なのですが、国(共同体)レベルで考えたら、「節約」や「貯蓄」というのは、お金が回らないことになるので、結果的に景気が悪化してしまいます。
こんな感じで、一人ひとりが正しいと思う行動をしても、多数の人が同じ行動をしたことで逆に悪い結果を招いてしまうようなことを、経済学の用語で「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」と言います。
こういった現象を回避するには、大きな視点から客観視して対策(マクロ対策)をする必要があります。
はい、ここまでは教科書的な内容。
今回は経済の話ではなくて、いろんな問題においてマクロ対策が出来ていないのでは?という問題提起についてです。
最近、日本で起こっている様々な問題、事件を見ていて、各個人(国民一人一人)は、一生懸命対策しながら生きているのに、全体を客観視して対策していない(できていない)ので、全然良くなっていないことが多いなぁと感じるんです。(失われた30年ってやつですね。もう30年ですか!)
例はたくさんあります。個別の事象については、今後分析していきたいと思います。
本来、大きな視点を客観視して対策(マクロ対策)するのは、政治家や有識者や官僚といった「お偉い方々」なのですが、彼らも目先の問題解決(あるいは自分の利益誘導のみ)に奔走しているようで、全くお先真っ暗な状態になりつつあります。
こんな感じで、大きな問題が解消されずに、不満・不安というマグマが蓄積されて行くと、ある日突然大爆発!社会の大きな変革に繋がって行くのが世の常というものです。
世界の歴史の中で数々発生してきた戦争や革命というのは、こういった社会の大きな変化の現象と言っても良いでしょう。
日本の場合、歴史を顧みると、いわゆる「革命」というのは無い反面、大きな社会変化は、外圧(外国からの圧力)で起こっているのがほとんどです。
となると、今のようなグデグデの状態が続くと、外国からのちょっとした圧力で、社会の大変革という大爆発が起こる可能性が高い。
近い将来、それが起こる気配がプンプンしてますよね。実際に、もうすでに「戦時」と、日本政府は公式に言ってますから。
本格的な有事が発生した時に慌てないように、今のうちからシミュレーションをしていきたいものです。
その為のヒントになるような発想をお伝えし、共に考えていけたらと思っております。(今年の目標です。)
まさか、目先の細かい問題に注目させるようにして、問題の本質を目くらまししているのかも?と思ってしまいますが、そうならないように精神を研ぎ澄ましていきましょう!
今回の珍言爆言
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問題の本質を追求することを諦めないこと
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