ノーベル物理学賞を受賞し、「理論物理学の巨人」と呼ばれた南部陽一郎先生の生涯を記した伝記。
彼の本当の凄さが理解されノーベル物理学賞が授けられたのは、「自発的対称性の破れ」が発表されてから50年近く経ってからとのこと。
「世の中」が付いてこれないくらいぶっ飛んだ天才だったということです。
しかし、南部先生の人生を振り返ってみると、「奇人変人」的な天才タイプではなく、実直な生き方をした苦労人って感じでした。
人と接するときはとても優しいオジさんだけど、世界をひっくり返すくらいの理論を見つけだした天才。
彼の理論の説明は、ほとんど理解できませんでしたが、なんか日本人らしい「研究者」って感じで、その偉大さがじんわりと伝わってくる伝記でした。
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