映画『BLUE GIANT』アンコールリバイバル上映を近くの映画館でやるという事でやっと観てきました。
私の知り合いの多くの人から「良かったよ」「是非、劇場で観た方が良いよ」「何でまだ観てないの？」という意見が多かったので、ついに観てきましたよ。この機会を逃すと劇場では観れないですし・・・（笑）
ストーリーは、漫画『BLUE GIANT』の東京編・仙台編を圧縮した内容。
東京に上京し、主人公の宮本大を中心にジャズバンドで切磋琢磨し、成長していく若者を描いています。
ライブハウス「So Blue」でのアンコール・シーンは原作とは違いましたが、全体的にはOKでした。（2時間にまとめるのだから仕方ないよね。）
ネット上でも指摘されてますが、演奏シーンのCGが酷い、幻想的な映像が流れるといったアニメ的な演出の部分は、「まぁ、こうなるわな」という感想です。
私が一番懸念していた点、原作の漫画を読んで頭の中で「音」のイメージが出来上がっているのに、映画を観て違いが出来てしまうのではないか？と思った点については、辛口の評価を。
ピアニストの沢辺雪祈は、上原ひろみさんが「良い仕事してるわ」という感想。私の中のイメージとは違ったけど、こういう雪祈もアリです。
ドラマーの玉田俊二は、うま過ぎです。1年ちょいでこれだけ叩けるならプロです。特に最初は上手な人が無理に下手な演技している感じがあって微妙でしたが、まぁ仕方ない。
主役の宮本大のテナーは、全然イメージと違った。洗練され過ぎ！もっと暴れん坊のイメージでした。特に東京編は。なので、この映画で一番ガッカリした点が、宮本大のテナーでした。
漫画で、音圧重厚なジャズを表現しているという意味で、『BLUE GIANT』は画期的な漫画でしたので、やっぱりアニメにすると色々とツッコミたくなります。
オススメ度は、★４つにしていますが、原作を読んだことのない人、音楽好き・バンド経験のある人には、★５つです。
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