記念すべき「ジェームズ・ボンド」シリーズ第20作目で、ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品。
興行的には、前作「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」を超えるヒットだったとのこと。
北朝鮮に潜入することに成功したボンドは、正体が暴かれ14ヶ月も監禁される。
事の真相を突き止めるために、諜報員の資格を剥奪されながらも単身キューバに向かうのだが、キューバの病院で遺伝子治療を受けドイツ人に化けようとしていた北朝鮮の軍人ザオがいて・・・というストーリー。
ジェームズ・ボンドが敵に捕まり、14ヶ月に及ぶ監禁と拷問のシーンが冒頭から始まり、かなり007のイメージが(また)変わりました。
氷上のカーチェイスはなかなかの迫力でしたね。
第20作目の記念ということで、過去の007作品のオマージュが盛り沢山仕込まれています。
なんか見たことあるなぁと思ったけど、解説を読まないと、どの作品のオマージュなのか把握できません。
そして、美人なら作戦とは関係なく口説くジェームズ・ボンドって、どうなの?
個人的には、スパイとしての筋が通ってなくて、マイナスなイメージだと思うんですが・・。
スマートでかっこいいけど、女に弱いジェームズ・ボンドだったピアース・ブロスナンが本作で引退し、いよいよダニエル・クレイグが登場します。