無責任なマスコミの言論の暴力(スキャンダル)を不愉快に思っていた黒澤明監督が、ジャーナリズムによる問題を描いた社会派ドラマです。
偶然出会った画家の青江一郎と人気声楽家の西條美也子が談笑している所を、雑誌社アムールが隠し撮りして熱愛記事としてでっち上げ、そのことに憤慨した青江が裁判に訴えるべく、蛭田に弁護を依頼する。
その蛭田は、娘の病気治療のお金が必要で、アムールの社長に買収されてしまい・・・というストーリーです。
約70年前でしかも戦後すぐの作品にもかかわらず、現在も同じような問題が続いているのでは、と思ってしまいました。
正義とは? 正直に生きるとは? 言論による暴力とは?
これらは、現代の我々にも突きつけられている課題なのではないでしょうか?
<あの頃映画> 醜聞(スキャンダル) [DVD]
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