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【読書】「截拳道(ジークンドー)への道」ブルース・リー :著・奥田 祐士:翻訳

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アクション映画の俳優ブルース・リーとしてではなく、武道・格闘技の達人ブルース・リーが書いた「截拳道ジークンドー)」の指南書です。

 

大半は、截拳道の型の説明なのですが、随所に哲学的な解説があって、そこを読むだけでも非常に参考になります。

 

以下は、本文より引用です。(少し長くなりますが、感銘を受けた箇所を紹介させて頂きます。)

 

  • 自分の内面をいっさい固定させなければ、外的なもろもろが自然に語りかけてくるだろう。水のように動き、鏡のように静止し、こだまのように反応せよ。
  • 無を定義することはできないーいちばん柔らかいものを折ることはできない。
  • 「不動」とは、ある力のエネルギーを、さまざまな行動に分散するのではなく、車輪の輪のように集中することである。
  • ポイントは、結果よりもおこなうことにある。演技がなければ演者は存在せず、経験がなければ経験する者も存在しない。
  • 截拳道は無型を好む。そうすれば逆に、どのような型でも取れるからだ。截拳道にはスタイルがないため、どのようなスタイルにも適合する。結果として截拳道は、すべての流儀を利用するが、なにものにも縛られない。同様に、目的に適うものであれば、どのようなテクニックや方法でも用いる。
  • 最大のあやまちは、自分の行為の結果を予測することだ。それが勝利に終わるか、敗北に終わるかを考えてはならない。自然の動きにまかせれば、武具が最適のタイミングで行使されるだろう。
  • 無の境地と心の平安を知れ。無になるのだー流儀や型は、相手につけこむ隙を与えるだけだ。
  • 心はもともと行動とは無縁であるー道はつねに思考とは無縁である。
  • 洞察とは、自分本来の性質はつくり出されたものではないと知ることである。
  • 心理的な視点からは、意外な瞬間、肉体的な視点からは、無力な瞬間が、攻撃にもっとも適した瞬間である。相手が心理的、肉体的に弱まる瞬間を正確に選び出すことーこれがテンポの真のコンセプトである。
  • 「どうやって」も重要だが、成功するためには「なぜ」と「いつ」も必要とされる。
  • 勝とうとする者はつねに、トップ・スピードで全身を動かすことを学ばなければならない。その時がくれば「全力を発揮」できるという考えは捨てることだ。真の競技者とは、つねに自分のもてるすべてを注ぎこむ者のことである。
  • 移動中も静止した状態を保ちつづけよーつねにうねり、流れ動く波の下の月のごとく。
  • 正しいタイミングで動くこと、いや、単にそれだけでなく、攻撃やカウンターに最適のポジションにいることが、闘いにおけるすぐれた技量の基本である。それはバランスというよりも、動きの中のバランスを意味している。
  • 精神は疑いなく、われわれの存在の管理者である。この目に見えない中心は、外的な状況の変化に応じて、すべての動きをコントロールする。そうすることで、驚異的な機動性が得られ、どのような瞬間、どのような場所に置いても、決して「止まる」ことがなくなるのである。闘いのスタンスをとった瞬間から、この精神的な自由と、何事にも執着しない状態を保ちつづけよ。「館の主」となるのだ。
  • 外からの影響に対して、頑強に立ちふさがるのがエゴであり、この「エゴの頑強さ」ゆえに、われわれは自分たちん対峙するすべてを受け入れることができない。アートは絶対的な自由があるところに息づく。なぜならそれがないところでは、創造性も存在しえないからだ。
  • 手段以外の目的は、すべてまやかしである。「成る」ことは「在る」ことの否定である。
  • 中心につなぎとめられた心は、当然のように自由ではない。それは、その中心の許容範囲内でしか動けない。孤立した人間は、死んだも同然である。ー自分自身の考えという砦のなかで、身動きがとれなくなっているからだ。
  • 完全に覚醒しているとき、そこに概念や目的や「相手と自分」などが入りこむ余地はないーそこでは完全な自己の滅却がおこなわれている。

 

武道も格闘技もアート(英術)、生き方もアート、あらゆるものも包括するのが「截拳道」と、ブルース・リーは捉えていたのではないでしょうか?

 

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