東京の蒲田駅で発生したある殺人事件が発生し、事件の前夜、蒲田駅の近くのバーで東北訛りで「カメダ」という言葉を聞いた証言を元に調査をする刑事たち。
当初、秋田県の「羽後亀田」を調べるベテラン刑事の今西は手がかりは掴めずいたが、被害者「三木謙一」を調べていくと彼は島根県で警官をしていた記録があり、そこから解決の糸口を見つけるのだが・・・というミステリー。
点と点がやがて結びつき、変え難い運命を背負った犯人像が浮かび上がるという松本清張のミステリーが原作です。
犯人和賀の父がライ病で生き別れとなり、大阪空襲の混乱で自身の戸籍を入れ替えて今は音楽家として成功している所へ、昔世話になって彼の生い立ちを知っている三木が突然現れて・・・という話なのですが、世話になった三木を殺す必要あるの?と、最後まで疑問が残りました。
音楽家として成功した和賀が演奏するシーンと、今西たちの捜査の中で彼の生い立ちが分かってくるたシーンが印象的に交差してクライマックスは、印象的でした。
感動的なクライマックスではありましたが、恩人の三木を殺す動機が薄いと感じたので、★3つです。
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