人類が老化を技術で克服した近未来、人間は遺伝子操作により25歳以上肉体は年を取らなくなり、代わりに体内時計の残り時間によって余命が設定され管理されるようになる。
時間貧乏の人々はスラム街に追いやられ、その日暮らしを強いられる一方、富裕層は永遠ともとれる時間をもてあそぶようになる。
ある日、生きることに疲れた富裕層出身の男が、スラム街出身の主人公ウィル・サラスに時間を与え、その男は自殺を図る。
ウィルはこの不合理な社会に復讐する為に、富裕層の集まるエリアに行き、大富豪の娘シルヴィア・ワイスに出会うのだが・・・・というストーリーです。
自分の腕を上にして相手の腕をつかめば相手の持っている時間を奪い取ったり、逆に与えたりできるという設定も面白かったし、興味深い発想でした。
けど、途中から、主人公のウィルと、誘拐されたシルヴィアが仲良くなって、時間泥棒をする逃避行の話になって行き、結構「普通」の展開で残念でした。
「自分に残された時間が明確に分かる方が幸せなのか?」
そんな感じの哲学的なアプローチがあれば、もっと評価は高かったのですが、ただ泥棒が強盗をしながら逃げる話でしたので、★3つです。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓