昔むかし、「白ポスト」というのがあったのを、ご存知でしょうか?
子供に見せてはいけない「有害図書」というのがあって、それを捨てるためのポストでした。
そう「有害図書」というのは、エロい雑誌とか、ヤバい内容の漫画とかの子供の目に触れると良くない(と思われていた)書籍のことです。
一般ゴミと一緒に捨てると、何かの拍子で子供の目に触れてしまって、良くないからという理由で、専用のゴミ箱(白ポスト)があったのだと理解しています。
これを知っているのは、ほぼほぼ昭和世代(以前の旧人類?)ですよね。
その「白ポスト」っていつまであったかなぁ?
はっきり覚えてませんが、今世紀になる頃まではあったのかなぁ?(平成の中頃?)
エロ本よりも、ネットの方がえげつないエロで溢れてますからね、それが白ポストが減った理由だと思います。
ちなみに、私が子供の頃は、有害図書を捨てる所と書いてあったので、そのポストに触ると毒に侵されて死んでしまうものだと思ってました。(笑)
少し大人になると、エロい雑誌のお墓だと知ったので、捨てられたエロ雑誌を回収するおじさん(見た事ないけど、勝手におじさんと想定してました)は、エロ雑誌を大量に見れるから良いよなぁと思ってました。(笑)
しかし、あの「白ポスト」に捨てに行く方が勇気が必要だったよなぁ、近所の人に見られたら恥ずかしいし・・・そんな記憶があります。(実際、どうやって処分してたんだろう?記憶にないわぁ。)
なんでこんなことを思い出したかと言うと、駅や観光地に設置してあるゴミ箱を撤去したというニュースを見たからです。
その理由の多くは、公共のゴミ箱に家庭のゴミを捨てる人が増えているからとのこと。
しかも分別をしていないゴミを公共のゴミ箱に捨てるので、余計に費用がかかると言う理由で、そもそもの原因となっているゴミ箱を撤去しようと言う動きが加速しているようです。
このニュースを見て、大半の人は、「家庭のゴミを公共のゴミ箱に捨てるなんてけしからん!費用もかかることなので、撤去は当然だ!」と考えるかも知れません。
けど、私の場合は、「なぜ、家庭ゴミをわざわざ公共のゴミ箱に捨てるのだろうか?」と考えてしまいます。(ちょっと特殊な考え方なのかなぁ?)
ここからは私の想像ですが、家庭のゴミを公共のゴミ箱に捨てるのは、家庭で発生するゴミの回収ルールが厳しい、回収の頻度が少ないなど、要するに「捨てたいときに捨てられない」というインフラの問題があるのでは?と思うんです。
確かに、ゴミを捨てる時のルールがとんでもなく厳しいと外国から日本に帰ってきたときに痛切に感じます。
まず、分別のルールがめちゃくちゃあるし、分別したゴミも種類ごとに回収される曜日が違ったりします。
極端に言うと、毎日ゴミの回収があるのであれば、わざわざ公共のゴミ箱に捨てに行くこともしないでしょう。
ゴミを出しにくくして、回収もしにくくする。
そりゃ経済も停滞しますわな。
いつも、「あのゴミは明日出さないといけない」と考えておかないと、突然の出張とかがあって一度出すのを忘れると、次は来週とか・・・生ゴミだったら臭くなりますしね。
そして、止むに止まれず、公共のゴミ箱に捨ててしまう・・・ということがあったのかと、思うんですよね。
もちろん、マナー違反は、褒められた行為ではありませんよ。
問題の原因(本質)の捉え方が違うと、その対策方法も大きく変わってくるという事が、このゴミ箱対策から分かります。
そう考えたら、白ポストの仕組みも、毎日普通ゴミとして回収されていたら、子供の目につくこともなく、問題にもならなかったのかも知れませんね。
捨てる場所も捨てるタイミングも、今よりもっと自由度が高ければ、街の公共部分も清潔になるでしょうし、居住空間も衛生的だし、住民のマナーも向上していくはずですね。
目について欲しくないもの(有害図書やゴミ)を、出さない方向に規制するより、いかに素早く処理するかの方向に改善していく方が、社会的に進歩していくんだと思いませんか?
それは理解できるけど、財政が・・・という意見が聞こえそうです。
社会が良くなる方向を見極めたら、あとは手段や方法だけの問題ですからね、いかに機械化するなどの効率の良い方法を選んでいけば良いだけです。
そう考えたら、電力不足は節電に注力するよりも、いかに電力を作るのかに注力すべきなんですよね。
どうも最近の社会の問題は、本質を見極めずに、みんなが苦しむ方向に抑え込むように動いているような気がしてなりません。
今回の珍言爆言
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解決できないお馬鹿さんは、金の問題で言い訳をして思考停止をする。
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